下痢・便秘でお困りの方へ

下痢や便秘は腸の運動機能の異常、消化吸収の障害、ストレス、感染症、薬剤の副作用など多様な原因により引き起こされます。一時的な症状であれば自然に改善することもありますが、慢性的に続く場合は消化器疾患のサインである可能性があります。
武蔵野市吉祥寺・三鷹駅の時計台メディカルクリニックでは、消化器病専門医による詳しい診察と、必要に応じてAI診断支援システムを搭載した内視鏡検査(胃カメラ検査)により、便通異常の根本原因を正確に診断いたします。
便通の問題は「よくあること」と軽視されがちですが、背景に重要な消化器疾患が隠れている場合があります。症状に応じた適切な検査と治療により、快適な日常生活を取り戻すサポートをいたします。
こんな症状でお困りならご相談ください
- 1日に何度も水のような便が出る
- 1週間以上便が出ない
- 便が硬くて排便時に痛みがある
- 下痢と便秘を交互に繰り返す
- 便に血液や粘液が混じっている
- 腹痛とともに急な下痢が起こる
- 常にお腹が張って苦しい
- 排便後もすっきりした感じがない
- 便の形や色がいつもと違う
- トイレの不安で外出できない など
下痢・便秘がある時に考えられる病気
過敏性腸症候群
腸の運動機能異常により腹痛とともに下痢や便秘が繰り返し起こる疾患です。ストレスや緊張により症状が悪化しやすく、下痢型・便秘型・混合型に分類されます。検査で器質的な異常が見つからないのが特徴で、生活習慣の改善と症状に応じた薬物治療により改善をはかります。
感染性腸炎
細菌やウイルスによる腸の感染症で、急激な下痢・腹痛・発熱が現れます。ノロウイルスやロタウイルス、サルモネラ菌、カンピロバクターなどが原因となり、脱水症状を防ぐため適切な水分補給と対症療法が必要です。重症例では点滴治療を行います。
ヘリコバクター・ピロリ菌感染症
ヘリコバクター・ピロリ菌による慢性胃炎が消化機能を低下させ、便通異常を引き起こすことがあります。胃の働きが悪くなることで腸の運動にも影響し、下痢や便秘として現れます。当院では胃カメラ検査によりピロリ菌感染を診断し、除菌治療を実施いたします。
炎症性腸疾患
潰瘍性大腸炎やクローン病などの慢性的な腸の炎症疾患で、血便や粘血便、慢性的な下痢が特徴的です。免疫系の異常が関与しており、長期的な治療が必要となります。早期の診断により適切な治療を開始し、症状の進行を抑制することが重要です。
慢性胃炎・急性胃炎
胃粘膜の炎症により消化機能が低下し、消化不良による下痢や便秘を引き起こすことがあります。急性胃炎では突然の腹痛や下痢が現れ、慢性胃炎では持続的な消化不良により便通異常が続きます。胃カメラ検査による詳しい評価が診断に重要です。
機能性ディスペプシア
胃カメラ検査で明らかな異常が見つからないにも関わらず、胃もたれや早期満腹感とともに便通異常を感じる疾患です。胃腸全体の運動機能低下により下痢や便秘が現れ、ストレスや自律神経の乱れが関与していると考えられています。
大腸がん・大腸ポリープ
大腸内の腫瘍により便通異常が起こることがあります。特に血便や便の性状の変化、慢性的な便秘や下痢が続く場合は注意が必要です。早期発見により治療成績が大幅に改善するため、症状が持続する場合は専門的な検査が重要です。

