吐き気・嘔吐でお困りの方へ

吐き気や嘔吐は消化器の機能異常、感染症、ストレス、薬剤の副作用など多様な原因により引き起こされます。軽微な症状であっても持続する場合は、消化器疾患のサインである可能性があります。
武蔵野市吉祥寺・三鷹駅の時計台メディカルクリニックでは、消化器病専門医として豊富な経験を持つ院長が、症状の詳細な評価を行います。超音波専門医による腹部超音波検査(腹部エコー)で内臓の状態を確認し、必要に応じてAI診断支援システムを搭載した内視鏡検査(胃カメラ検査)により食道・胃・十二指腸の状態を直接観察いたします。
脱水が心配な場合は点滴治療も実施し、患者さまの早期回復をサポートいたします。
こんな症状でお困りならご相談ください
- 食事のたびに吐き気を感じる
- 朝起きた時から気分が悪い
- 胃がムカムカして食欲がない
- 水分を摂取しても嘔吐してしまう
- 嘔吐後に強いだるさを感じる
- みぞおちの痛みと吐き気が同時に起こる
- ストレスを感じると吐き気がする
- 薬を服用すると気分が悪くなる
- 嘔吐物に血液が混じっている
- 症状が数日以上続いている など
吐き気・嘔吐がある時に考えられる病気
急性胃腸炎
ウイルスや細菌による感染性胃腸炎では、急激な吐き気・嘔吐とともに下痢や発熱を伴うことがあります。脱水症状を防ぐため適切な水分補給と症状に応じた治療が必要です。重症例では点滴治療により電解質バランスの調整を行います。
ヘリコバクター・ピロリ菌感染症
ヘリコバクター・ピロリ菌による慢性胃炎が吐き気や胃もたれの原因となることがあります。胃粘膜の持続的な炎症により消化機能が低下し、食後の不快感や嘔吐として現れます。当院では胃カメラ検査によりピロリ菌感染を診断し、除菌治療を実施いたします。
逆流性食道炎
胃酸の食道逆流により胸やけとともに吐き気を感じることがあります。食後や横になった時に症状が強くなり、慢性化すると食道がんのリスクも高まります。生活習慣の改善と薬物治療により症状の軽減をはかります。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃や十二指腸の粘膜に深い傷ができる疾患で、みぞおちの激しい痛みとともに吐き気や嘔吐を伴います。進行すると消化管出血を起こし、黒色便や吐血が見られることがあります。早期の診断と治療により重篤な合併症を防ぐことが重要です。
慢性胃炎・急性胃炎
急性胃炎では突然の強い吐き気と嘔吐が現れ、慢性胃炎では持続的な胃もたれや軽度の吐き気が続きます。ストレス、薬剤、アルコール、感染などが原因となり、胃カメラ検査による詳しい評価が診断に重要です。
機能性ディスペプシア
胃カメラ検査で明らかな異常が見つからないにも関わらず、吐き気や胃もたれ、早期満腹感が続く疾患です。胃の運動機能低下やストレスが関与しており、症状に応じた薬物治療と生活指導により改善を目指します。
過敏性腸症候群
腸の機能異常により腹痛や便通異常とともに吐き気を感じることがあります。ストレスや緊張により症状が悪化しやすく、消化管全体の運動機能低下が吐き気の原因となります。
胆石症
胆のうにできた結石により胆管が詰まると、激しい腹痛とともに吐き気や嘔吐が起こります。特に脂肪分の多い食事後に症状が現れやすく、腹部エコーにより胆石の有無を確認できます。
薬剤性胃炎
解熱鎮痛薬や抗生物質などの薬剤により胃粘膜に炎症が起こり、吐き気や胃痛を引き起こすことがあります。服用中の薬剤を確認し、必要に応じて薬剤の変更や胃薬の併用により症状の改善をはかります。
食中毒
細菌やウイルスで汚染された食品の摂取により、急激な吐き気・嘔吐・下痢・腹痛が現れます。症状の程度に応じて水分補給や対症療法を行い、重症例では点滴治療により脱水の改善をはかります。

